―愛束縛―
「で 拓海は今どこにいるの?」
「今…鈴の家の前だよ…」
「でも!雪がまだ降ってるでしょ?!」
「大丈夫だよ…今は止んでるから」
「何言ってるの?
拓海…お酒飲んでる?」
「少しだけだよ…寒いから 鈴…会いたい
会えないかな?」
「ごめん…アタシ今日1日 いろんな事あり過ぎて疲れてるの…」
「そうなんだ…身体に気をつけて じゃあ…」
「…また」
携帯を切って 時間を見ると夜の11時を過ぎていた 太一の部屋の障子を開けると 外は数cm雪が積もっていて まだ雪が降っていた
拓海 このまま外にいたら死んじゃう!!