―愛束縛―


「スゴイ!!」

太一の家もお風呂も やっぱりすごかった

銭湯並みの大きさ どこかで見た事ありそうな女の人が水瓶を持っている像 天井に描かれた絵
何もかもが やっぱりすごかった


「全部両親の趣味だから」


「ふーん」


お風呂タイムはとても楽しかった
ふたりで泳ぎの競争したり お湯の掛け合いしたり

今日1日あった事が全部なくなってしまったんじゃないかと思うぐらい楽しかった



「太一 変な事ばかり付き合わしてごめんね…」


「大丈夫だよ…」



太一と目が合う



「まじまじと見ないでよ!照れるじゃん!」


「だって 鈴の裸ってなかなか見れないじゃん! 見れる時に見とかないと…」




!! よく考えれば太一とは1度もSEXした事がなかったんだ



そう思うと急に恥ずかしくなった





アタシ達はお風呂から出た後 ひとつの布団に寝た

太一はまたトントンと背中をたたいて寝させてくれた


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