―愛束縛―



「あっ!!!」


太一の家に向う途中 自転車に乗る高崎さんを見つけた


「鈴 高崎さん呼んで!」


アタシは車の窓を急いで開けた

「高崎さん!」


高崎さんは 驚いた顔をして自転車を停め アタシ達の方を見た
「三上さん!」


アタシ達も車を路肩に寄せた


「高崎さん 話しがあるんです」

太一が運転席から身を乗り出し 反対側の道にいる高崎さんに話しかけた



それから 3人でファミレスに入った


「ごめんなさい…突然呼び止めて」

「いえ 少し驚いたけど大丈夫ですよ 実は僕も会いたかったんです…三上さん大丈夫?少しは落ち着いた?」

「はい…大丈夫です 先日はありがとうございます 助かりました」

「大変だったね…
ところで 僕に話って…」


「先日は鈴が危ない所を助けてもらってありがとうございます そのうえ 警察署にまで連れて来てもらって…あ あの俺」

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