加納欄のリンチ シリーズ16
加納欄のリンチ シリーズ16
「ねぇ知ってる?この前、美保が別れた話ししたじゃん。アレって、実際は、付き合ってなかったらしいよ」
「え?マジ?!付き合ってないのに、美保、彼女面してたの?ありえなくない?」
「なんかぁ、ご飯食べたり、デートとかしてたらしいんだけど、ちゃんと、付き合ってって、告白されたことはなかったみたい。美保しつこいじゃん、で、何か言ったら、彼女でもないのに彼女面すんな。って、言われたらしいよ」
「え~。告白されてないの?」
「好き。とか、愛してる。とかは、あったみたいよ」
「セックスは?」
「そりゃ、してんじゃないの?美保だよ」
「でも、付き合ってないんだ。それじゃ、ただのセフレじゃん」
「だよねぇ」
あたしの、後ろの席の、女の子の会話が聞こえてきた。
あたしは、聞こえないフリをしながら、耳がダンボになっていた。
付き合おうって、言われない限り、付き合ってることにならないの?
……どうしよう(-.-;)
あたし……。
大山先輩に……(>_<)
付き合ってって、言われてないよぉ~(:_;)
こんな会話を、お昼の食堂で、聞いてしまった。
午後からの、外回りのテンションが、一気に下がった。
好きって、言ってくれただけじゃ、ダメなの?
恋愛から遠ざかっていたら、いつの間に、そんな制度が……(__)
大山先輩が、付き合おう、なんて……言うわけないよぉ(:_;)
「欄ちゃん、話し、聞いてる?」
苫利先輩が、話しかけてきていたことさえも、気付かないでいた。
「す、すみません!何ですか?」
「なんだよ、ボーッとして、どうかした?」
「いえ。何でもありません。すみませんでした」
最近の苫利先輩は、本庁の研修から帰って来たら、仕事に対しての姿勢が以前とは変わっていた。
先輩達に、使われているのは変わらなかったけど。
「だいたいにしてふざけてるってんだよ!」
苫利先輩の口調がとがっていた。
「え?」
あたしは、苫利先輩に聞き返した。
「先輩達さ」
「…………」
最近の苫利先輩は、仕事を選びたいらしい。
「え?マジ?!付き合ってないのに、美保、彼女面してたの?ありえなくない?」
「なんかぁ、ご飯食べたり、デートとかしてたらしいんだけど、ちゃんと、付き合ってって、告白されたことはなかったみたい。美保しつこいじゃん、で、何か言ったら、彼女でもないのに彼女面すんな。って、言われたらしいよ」
「え~。告白されてないの?」
「好き。とか、愛してる。とかは、あったみたいよ」
「セックスは?」
「そりゃ、してんじゃないの?美保だよ」
「でも、付き合ってないんだ。それじゃ、ただのセフレじゃん」
「だよねぇ」
あたしの、後ろの席の、女の子の会話が聞こえてきた。
あたしは、聞こえないフリをしながら、耳がダンボになっていた。
付き合おうって、言われない限り、付き合ってることにならないの?
……どうしよう(-.-;)
あたし……。
大山先輩に……(>_<)
付き合ってって、言われてないよぉ~(:_;)
こんな会話を、お昼の食堂で、聞いてしまった。
午後からの、外回りのテンションが、一気に下がった。
好きって、言ってくれただけじゃ、ダメなの?
恋愛から遠ざかっていたら、いつの間に、そんな制度が……(__)
大山先輩が、付き合おう、なんて……言うわけないよぉ(:_;)
「欄ちゃん、話し、聞いてる?」
苫利先輩が、話しかけてきていたことさえも、気付かないでいた。
「す、すみません!何ですか?」
「なんだよ、ボーッとして、どうかした?」
「いえ。何でもありません。すみませんでした」
最近の苫利先輩は、本庁の研修から帰って来たら、仕事に対しての姿勢が以前とは変わっていた。
先輩達に、使われているのは変わらなかったけど。
「だいたいにしてふざけてるってんだよ!」
苫利先輩の口調がとがっていた。
「え?」
あたしは、苫利先輩に聞き返した。
「先輩達さ」
「…………」
最近の苫利先輩は、仕事を選びたいらしい。