加納欄のリンチ シリーズ16
点数を稼いで、本庁に印象を付けて、引っ張ってもらいたいらしい。
先輩達と一緒のほうが、楽しいのに……。
今回の仕事は、たまたま大山先輩がとった電話の、確認を、苫利先輩と命じられたのだ。
「受けたのが、大山先輩なんだから、大山先輩が確認に行けばいいんだよ。な!?」
「い、いいじゃないですか」
「何言ってんだよ。俺達は、もっと他にしなきゃいけないことあるだろ?」
しなきゃいけない事?
「例えばなんです?」
「デカイ事件解決してさぁ……欄ちゃんだって、点数上げたいだろ?」
「私はぁ」
「先輩達にいいように利用されてさぁ、欄ちゃん危ない目にけっこう合ってるだろ?」
「仕事ですからぁ」
「先輩だからって理由だけで、自分達がめんどくさい事を全部俺達に押し付けるのは、間違ってると思わないか?!」
オレタチ……(-.-)?
「めんどくさいって……先輩もいろいろ仕事があるんじゃないですか?」
「何のだよ!」
「さ、さぁ。あの、苫利先輩?」
苫利先輩は、日頃のウップンがたまっているかのように、あたしに同意を求め、刃向かえばくってかかってきた。
「欄ちゃんだって、内心は、いい加減、一人前に見てもらいたいだろ?」
「はぁ……まぁ、いつかは……」
「だろ?」
だろ(-.-)?
「なのに、あの2人の先輩は、いつまで立ってもヒヨッコ扱いして、俺達のこと全然信用してねぇんだぜ」
オレタチ(>_<)?
「デカイ事件の時は、さっさと現場に行って、あげくの果てには、単独行動起こして、さらに事件をデカクして、周りの俺達、いや、俺に迷惑をかけてるんだよ、先輩達は!」
ゼーゼーと息をはいている。
そんなに、ひどいかなぁ。
だろ?!
っていう目で、苫利先輩は、あたしを見た。
あたしは、いつもの調子で適当に答え始めた。
「ですよねぇ。苫利先輩の、言うとおりですよ(^O^)苫利先輩は、ホントによくやってますよ」
「だ、だろ?」
苫利先輩の表情が、少しずつ和らぎ口調も変わってきた。
「ホント、高遠先輩も大山先輩も、苫利先輩を理解してませんよ」
先輩達と一緒のほうが、楽しいのに……。
今回の仕事は、たまたま大山先輩がとった電話の、確認を、苫利先輩と命じられたのだ。
「受けたのが、大山先輩なんだから、大山先輩が確認に行けばいいんだよ。な!?」
「い、いいじゃないですか」
「何言ってんだよ。俺達は、もっと他にしなきゃいけないことあるだろ?」
しなきゃいけない事?
「例えばなんです?」
「デカイ事件解決してさぁ……欄ちゃんだって、点数上げたいだろ?」
「私はぁ」
「先輩達にいいように利用されてさぁ、欄ちゃん危ない目にけっこう合ってるだろ?」
「仕事ですからぁ」
「先輩だからって理由だけで、自分達がめんどくさい事を全部俺達に押し付けるのは、間違ってると思わないか?!」
オレタチ……(-.-)?
「めんどくさいって……先輩もいろいろ仕事があるんじゃないですか?」
「何のだよ!」
「さ、さぁ。あの、苫利先輩?」
苫利先輩は、日頃のウップンがたまっているかのように、あたしに同意を求め、刃向かえばくってかかってきた。
「欄ちゃんだって、内心は、いい加減、一人前に見てもらいたいだろ?」
「はぁ……まぁ、いつかは……」
「だろ?」
だろ(-.-)?
「なのに、あの2人の先輩は、いつまで立ってもヒヨッコ扱いして、俺達のこと全然信用してねぇんだぜ」
オレタチ(>_<)?
「デカイ事件の時は、さっさと現場に行って、あげくの果てには、単独行動起こして、さらに事件をデカクして、周りの俺達、いや、俺に迷惑をかけてるんだよ、先輩達は!」
ゼーゼーと息をはいている。
そんなに、ひどいかなぁ。
だろ?!
っていう目で、苫利先輩は、あたしを見た。
あたしは、いつもの調子で適当に答え始めた。
「ですよねぇ。苫利先輩の、言うとおりですよ(^O^)苫利先輩は、ホントによくやってますよ」
「だ、だろ?」
苫利先輩の表情が、少しずつ和らぎ口調も変わってきた。
「ホント、高遠先輩も大山先輩も、苫利先輩を理解してませんよ」