先輩彼女



今年も始まった、

入社式。



正直、どうでも良い。


後輩は出来るけど、多分誰も私に頼らない。



他に仕事出来る人いっぱいいるし、キャリアウーマン的オーラを出している先輩方もいるし。



課長も私を指導員にすることばないだろう。



私が思うに、自分はきっとみんなから嫌われてる。


それは冷たいって思われてるからだと思う。



まあ、本当のことだかは良いんだけどねっ…。



まあ、好んであたしに話しかけようなんて人は、この部にいない。



まあ、それはそれで楽だから良いんだけどね。



自分から好かれたいとも思わないし、あえてみんなの輪に入ろうとも思わない。



お昼も、自分で作ったお弁当もデスクの上で食べる。



いつもそんな生活だった。


人とは必要以上喋らない。


ダメかも知れないけど、ほんっとにめんどくさい。


まあ話して来る人なんていないけどね。




でも、そんな生活はある日を栄に一変した。






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