先輩彼女
俺は静かにその場を去った。
次の日玲は何事もなかったような顔で俺の前に現れた。
今日もメールで聞いてダメだったら彼女の家へ行ってみよう。
それで話を聞くんだ…。
早速メールしてみた。
“今日、用事ある?”
そしてすぐに返事は来た。
“ごめん”
何のごめん?嘘ついて?
俺は気になって返信した。
“何のごめん?”
そして帰って来たメールの返事には“用事ばっかで”と書いてあった。
本当の用事なら俺も納得はできる。
でも、玲菜は俺に嘘を付いている。
今日俺は彼女家に行く。
しばらく仕事して定時を迎えた。
俺は彼女より早く会社を出た。
そして彼女のアパートへと向かった。