先輩彼女
彼女のアパートへ着いて20分ぐらいが過ぎた所で玲菜は帰って来た。
「春樹、何してんの?」
俺に気付いた彼女が俺にそう問いかけてきた。
何してんの?なんて……
その答えは一つしかないでしょ……
「玲菜に確かめたいことあって待ってた。」
「何?」
「中入っても良い?」
「うん」
以外にすんなりと入れてくれた。
「ありがとう」
家に入ったらコーヒーを煎れてくれた。
「それより話って何?」
「あのさ、いつもいつも用事って何なの?」
俺のその問いかけに彼女は答えなかった。
「じゃあさ、もう一つ聞くけど、俺らってこれで付き合ってるなんて言えるの?」
「ごめん」
「何のごめん?用事があるって俺の誘い断ったこと?
俺さ、昨日玲菜の後付けたんだ。
悪いって思ってる。
でもさ、どこにも寄ることなく家に帰った。
帰ってからもどこにも出かけなかった。」