先輩彼女
【4】日常
春樹との日常。
それがとてつもなく幸せなひと時。
あれからの私はずっと春樹に甘えっぱなし。
年上なんだからしっかりしなきゃと思いつつ、結局春樹に甘えてしまってばかりいる自分。
でも、そんな私のことも居やがらずに受けてめてくれる。
今日は日曜日。
「玲菜~おいで~」
そう言って私を呼ぶ春樹の隣にちょこんと座るのが日課。
この場所が一番落ち着くんだよね~
日向ぼっこしてる気分に陥るぐらいほのぼのしてしまう。
「今日どっか行く?」
「ん~?
どこにしよう…
春樹どこか行きたいところある?」
「俺?俺はね~玲菜が居ればどこでも良いよ」
そんなことを恥ずかしさもなく言えてしまう春樹に驚きながらも、内心すっごく嬉しい自分がいる。
「ん~じゃあ。
いつも通り家で映画見よ」
「そうだな」