先輩彼女
「意外と家庭的なんだね」
「だって、男も女も一緒だろ?
男は外で仕事、女は家で家事。
そう言うのいやなんだよね。
不平等じゃん?
だから、もし結婚しても奥さんに家事全てやらせるのとかはいやなの。
女性だってやりたいことあるだろうし。
だから、なんかあったら言ってな?」
「ありがと」
その、もし結婚しても…
私だったら良いな。
一生春樹の隣で生きて居たい。
もし春樹も同じこと思ってくれてたら良いな…
春樹は自分の食べたお皿を片付け始めた。
「玲菜も食べ終わったら、シンクに食器置いといて?
俺が洗うからさ」
「いいの?」
「当たり前じゃん。
作ってもらっといて洗い物までやれなんて言わないよ」
そういって春樹は微笑んでソファに座った。