先輩彼女
【7】結婚
「重いなんて思ってたら最初から同棲しようなんて言わないよ。
玲菜を本当に愛してるから、同棲しようって決めた。
ずっと一緒に居たいから…
玲菜に余計な心配してほしくなかったから、でも、やっぱり言葉にしなきゃ分からないよな…
愛してる。世界中の誰よりも。
もしそれでも不安だって思うなら…」
それから春樹は黙ってしまって、少しの沈黙の後ソファから離れた。
そして寝室に行って、戻ってきた手には小さな箱があった。
「結婚しよう」
「……えっ…」
「返事は?」
「私なんかで良いの?」
「何いってんの、
俺には玲菜を一生愛してく自身はある。
そして、もし子供が生まれても、やっぱり玲菜が一番だ。
だから、結婚しよう。
もう不安になる必要はないよ?」