先輩彼女
「松本君は鳴海に指導をお願いする。
宮下君は浅井に、森田さんは川崎にお願いする。
みんな大変だと思うけど頼むな」
なんで私男担当なの?
最悪だし…
今日は不幸の日だな……
新入社員はそれぞれ指導の先輩の所へ行った。
私の所にも来た。
えっと、松本…春樹…くん…だったけな。
私に指導なんて出来るのかなあ…
不安にかられながらも私は松本君に話しかけた。
「よろしくね。
私、無愛想だからあまりキツイこと言っても気にしないでね」
「はいっ、分かりました!」
「元気良いね」
「はい、それだけが取り柄ですから」
「じゃあ、早速仕事しようか」
「はい」