堕天使
…過去…

…天使…

私は天使
転生を繰り返して
天使になった



生きている頃
私は腐っていた
過去の記憶を持つ
天使は数少ない

私は何もしらないフリをして今を生きている



記憶を全て知っている
私は人間の女の子だった
名は 凜

彼女は汚く醜い
生き方をしていた

渚にとってその過去は
汚れでしかなかった


「渚さん」

「葵さん」

葵というのは天使界の仲間

彼女も人間の頃の記憶を持っている

あまり話さない相手だ


「渚さん私人間界で3回転生を繰り返してたの」

「へぇ…葵さんは凄いね」
「渚さんは?」

「私は…記憶は1人しかないの」

「その人のこと聞かせてよ」

「えっ…それは…」

「何で??嫌なの??」


嫌に決まってる
葵さんは
社長令嬢
女優
作家

という華やいだ人生を送ってきたらしい


< 4 / 11 >

この作品をシェア

pagetop