堕天使

…人間…


……………………………渚の記憶にある凜…


「凜~帰ろ」

「南」

「凜今日どうするの??」

「今日??」

「私は行くけど」

「じゃぁ私も行こうかな」
南は中学の時からの友達そんな南は…私にとっての悪友だった
だけど仲良しで親友だった


「凜さぁ最近ブランド物多くない??」

「そういう南こそ!!サイフとか!!」

「最近稼ぎ良いのよ!」

「いいなぁ~」

「まぁ凜も頑張れ!!」

…私達の話はいつもこんな感じ

2人は普通の高校生より可愛いと思う

制服で歩いていると声をかけられることも珍しくない


「お嬢さん…」

話しかけてきたのは30代後半くらいのおじさん2人組

「なに?」

「君たちカワイイね~一緒に遊ぼうよ~」

酔っ払いだった

「いくらくれるの?」

南は真顔で聞き返す

「えっと~1人5万でどう~?」

「凜どうする?」

「いいよ~」

「じゃぁ行こうか」


そう…援助交際…

私達の稼ぎ方は…

援助交際だ
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