不良なお嬢様
解放
決心
「…ただいま戻りました」
『…………』
わたしは七瀬愉羅(ユラ)
大手企業会社七瀬グループの次女
今、有名なお嬢様学校に通っている15才
わたしは、金髪のセミロングに赤い瞳
コレは祖母から受け継いだものだ
今日は、学校の卒業式だったので早めの帰宅
でも、誰も話し掛けてこない…
それもそうだろう
何せ、わたしはこの家の道具みたいなモノだ
自分の感情など、随分前に殺した
わたしは、両親の意のままに動く人形なのだから…