不良なお嬢様
着いたのはいいものの、わたしは入っていいのか戸惑った

仮にも早朝だったわたしが突然姿を消したかと思ったら、こうして戻ってきた
みんなに迷惑かもしれない……


「…愉羅??何してんの?早く入ろ♪」


璃里は、わたしの腕をつかみ廃墟の中へと足を進める

ガチャっ

音と共に開いた扉
そこには、アノ時と変わらない風景が広がっていた


『……あっ、璃里さんお疲れっス!!!』

「んや??ってか、久しぶりぃ♪♪♪」


一人の男子が璃里に話しかけてきた
そしてわたしに気づくと


『璃里さんの連れっスか??』


っと聞いてきた




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