不良なお嬢様


「…………っ!!!ナメてんじゃねぇよっ!!!」

「……っ」


勢いよく起き上がった騎螺さんにわたしの体はついて行けず、腹にパンチを食らった


「……中々やるじゃん」


そのわたしの一言から本格的な殴りあいが始まった

恭夜と修斗に止められてなかったら、わたしは騎螺さんを気絶させてたかもしれない

ほんの数十分間だったが、騎螺さんはボロボロだった


「……約束通り、総長の座は返してもらう…いいな??」

「……っ!!!くそっっ」


騎螺さんは、悔しそうにしながらもちゃんとわたしを認めてくれた


「テメーら!!!今日から、わたしが総長だ!!!!!薔薇蝶に着いてこれるヤツだけついてこい!!!!!!!」


わたしは、大声で叫び璃里を見た


「……お帰り。薔薇蝶」

「……ただいま。姫夾」


璃里は、この周辺で姫夾と呼ばれている
そして、ruddyの副だ




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