不良なお嬢様


――愉羅の家


璃「到着ッと♪♪♪さっ早く入ろッッ!!」

「ぅん」


璃里を部屋へとあげ
ドアの鍵を閉める

無いとは思うケド…騎羅達に来られたら堪ったもんじゃなぃ

璃里は部屋のソファーに腰かけた

璃「……で???何がぁった訳??」

「ぅん…ぁのね…―――」


わたしは全部話た

璃里は終始黙ったまま
わたしの話に相槌をうっていた


「――…ったな訳なんだ」

璃「んー…じゃぁ、愉羅は亜也が変な行動してこないか気を張っちゃってるわけね???」

「…ぅん」


璃里は黙って何か考え出した

亜也となんて溜まり場で逢ったのが初めてのはず…
なのに何で亜也は"七瀬"のコト知ってるの……???


璃「……ねぇ、愉羅??本当に亜也に逢ったの初めてなの???」

「………ぇ???」


ぃきなりな質問だったので
曖昧に答えてしまう


璃「ちょって気になってたんだケドさ、亜也と逢った日のコト覚えてる???」

「ぅん」


ゲームゃってたのを恭夜に取り上げられて
自己紹介したケド、顔上げてくれなかったんだょね


「……それがどぅかしたの???」

璃「その時さ、亜也顔上げなかったじゃん??それって逢ったコトぁるから、声だけで分かったんじゃなぃのかな??って」


……言われてみればその可能性もなぃとは言えない

まず"七瀬"を知ってる時点で
逢ったコトがぁるコトは確実だ


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