不良なお嬢様
璃「でね??愉羅ん家行った時も皆と違って馴れてるってゅーか…当たり前みたいな反応してた気がするんだ」
「でも…わたし、逢った記憶なぃよ??」
確かに、亜也があの中で一番落ち着いてはいたケド…
逢った記憶なんて1つもなぃし…
璃「それは、愉羅が忘れてるだけかもしんなぃじゃん???それに…」
「それに……???」
そこまで言うと璃里は
一旦1つため息をついた…
そして真剣な目でわたしを見る
璃「……亜也は佐久間財閥の跡取りなんだょ……」
佐久間財閥……???
璃「愉羅は逢ったコト無くても…佐久間財閥の息子なら愉羅の顔は一回ぐらいは見たコトぁるんだよ」
そっか…………
財閥家は他の財閥や大手企業会社について調べるもんね…
「じゃぁ、亜也はわたしの顔なんて知らない筈がないのが当然なんだ……」
璃「そーゅーコト」
だとしたら……
璃「大丈夫だょ。亜也はバラそうとなんてしないから」
璃里にわたしの考えてるコトが分かったのか
微笑みながら話す
璃「亜也だって愉羅と同じ立場に居るようなもんなんだし。そう簡単にバラしたりはしなぃよ」
「……そうだょね。璃里に相談してよかった♪スッキリしたょ」
璃「あったり前じゃない♪あたしは、愉羅の唯一の親友だもん♪♪♪」