妄想哀歌[短編集]
終わりまでのカウントダウン
24:45
「もしもし」
「もしもし、今日は早いね。どうしたの?」
24:50
ただ言った
思っていた事 わだかまり、全て
「そっか」
否定をしない。
違うんだ 否定をしてくれ
俺は君が居ないと
「私もね、」
聞こえなかった
いや聞こえたのに受け入れられなかった
どこか
本当に心の奥で 君を信じてた
ツウッと
一筋 俺の頬を流れた
その涙は俺よりも冷たくて
俺よりもそれの意味をわかってた。