妄想哀歌[短編集]
日曜日、さよならと真実
何もないなら ただ虚しいだけです
花瓶の水も干上がって
そろそろ僕の血も干上がりそう
ねえ いつまでそんなに下に居るんだい?
花を添えてよ
僕だって最後位は飾りたいものさ
忘れてた 今夜は踊ろう
ダンスホール
重く冷たい扉の先から
途切れ途切れ 鼻歌 まじり
突き付けた アレをとぐおと
真っ白さえ
朱色に染まった 午前4時
もう 陽の光さえ拝めない
ああ 可哀想に 可哀想に
キスをしておくれ
最後くらいお願い 聞いてよ
マイ スウイート シュガア ペイン
月さえ色づく
ああ のりのりな鼻歌にも
何も感じれない
それでもチャック越し
垂れ流し 求愛行動 続行です。
もう痛いくらいに腫れ上がる
錯乱状態
もう1度
キスしておくれ 優しい冷たいキスを