笑顔

あぁ~…
私は今だけは一人じゃない…
愛が無くても愛されてると感じてしまう。


「お前って甘ったれてるな…
くだらない恋愛ごっこなんかいい加減に止めろ!
俺は先に行く。遅刻するなよ」
とだけ言い残しその人は走ってどこかに行ってしまった。

私は、名前も顔も知らないあの人に
この瞬間に心が惹かれるのが分かった。

でも、その気持ちを否定する。
だって、私の恋愛を否定するから!

私は愛されたいだけ…
何で、それを否定するのか私には分からない。
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