雨上がり後、両想い


「ずっと、千裕のことが好きだった。」


「う、「嘘じゃない。」


「だって、あたしといるとき、全然楽しそうじゃなかった。あの子といたときみたいに、笑ってくれなかった!!」


あの子と話してる時みたいに、笑って欲しかったのに…。


「それは、千裕は俺のこと好きじゃないと思ってたから。
だって千裕…何でもないように俺の傘に入ってきて、何でもないように俺の隣で笑ってるから。」


何でもないわけ、ないじゃん…。

晃の隣いるとき、すっごいドキドキしてたんだよ?


「今日傘2つ持ってったのだって、お前のこと……から…。」

「え?聞こえない。」


「…っ//…お前のこと好きすぎて、手出さない自信なかったから!!」


それ…ほんと…?


「それに、俺だけ好きとか…惨めだったんだよ…。」


嘘じゃないよね…?


「好きだよ…千裕…。」


「あ、あたしも…あたしも晃が…好き…。」



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