月から堕ちたアリス
「アリスしゃん、ラビしゃん。どうかお気を付けてでしゅ。ルビーしゃんとも仲良くやって下さいでしゅ。」

『ありがとう、トリル!!』

「あいつが突っ掛かって来なければな。」



あたし達は一通り挨拶を終えた。



「じゃあ、君達の健闘を祈っている。ルビーを頼んだよ。」

「気を付けてな。」

「また会おうでしゅ!!」

『色々ありがとう!!行ってきます!!』

「またいつかねー。」



塔を後にしたあたしとラビは、ずいぶん遠くまで歩いていってしまったルビーを急いで追い掛けた。



『ちょっと〜早すぎだよ〜!!!!待ってよルビー!!!!』

「もう良くない??あいつ1人で行かせれば。」

『何言ってんの?!リット達と約束したばっかでしょーが!!嫌ならあんたがどっか行けば良いでしょ?!』

「ぇえ〜っ?!そんなのあんまりだよアリスー!!!!何かあいつと俺の扱い全然違くないっ??!!」

『…さぁねっ。』







































色々と先行き不安なところはたくさんあるけど…







――何はともあれ、あたし達3人の新しい旅の始まりだ!!
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