月から堕ちたアリス
*Clover-2*
光、消える。
塔を後にしたあたし達は森の中を歩く。
『ねぇ、これからどこに行く??』
「んー…手掛かりがある訳でもないし、しらみ潰しに探すしかないだろうね。」
『やっぱそうだよねぇ…。』
あたしは思わずはぁっ、と溜め息を漏らした。
「………おい、ちょっと待て!!まさかお前等…場所も分からずに記憶だか何だかを探そうとしてたのか…?!」
『「うん。」』
「“うん。”……………じゃねぇっ!!!!!!そんな途方も無ぇ旅に付き合ってられっかよ!!!!」
『そんなこと言われたってー…あたしが記憶を取り戻さないとハートの女王に対抗できる力も使えないみたいだし…。』
「別にお前の力なんざ借りなくたって、誰が相手だろうと俺がぶっ飛ばす!!それで終わりだ!!」
「いや、あれはお前じゃぁムリムリ。」
ラビが手をヒラヒラと振りながら言った。
「ぁあん??!!」
「お前もっと考えてから発言してくんない??大体さぁ、ちょっと火術が混じったくらいのただの腕力で勝てるんなら誰だってやってるから。」
「何だとこの白兎??!!」
「やるか?!このバカトカゲ!!」
「バカトカっ…??!!俺は半竜、歴としたドラゴンだ!!トカゲじゃねぇ!!」
『ちょちょちょちょっとちょっと!!止めてよ2人とも!!まだ旅は始まったばっかなんだから!!』
「「…ふんっ!!!!!!」」
『…………………はぁ…。』
ダメだこりゃ…。
ホント先が思いやられるよ。
『ねぇ、これからどこに行く??』
「んー…手掛かりがある訳でもないし、しらみ潰しに探すしかないだろうね。」
『やっぱそうだよねぇ…。』
あたしは思わずはぁっ、と溜め息を漏らした。
「………おい、ちょっと待て!!まさかお前等…場所も分からずに記憶だか何だかを探そうとしてたのか…?!」
『「うん。」』
「“うん。”……………じゃねぇっ!!!!!!そんな途方も無ぇ旅に付き合ってられっかよ!!!!」
『そんなこと言われたってー…あたしが記憶を取り戻さないとハートの女王に対抗できる力も使えないみたいだし…。』
「別にお前の力なんざ借りなくたって、誰が相手だろうと俺がぶっ飛ばす!!それで終わりだ!!」
「いや、あれはお前じゃぁムリムリ。」
ラビが手をヒラヒラと振りながら言った。
「ぁあん??!!」
「お前もっと考えてから発言してくんない??大体さぁ、ちょっと火術が混じったくらいのただの腕力で勝てるんなら誰だってやってるから。」
「何だとこの白兎??!!」
「やるか?!このバカトカゲ!!」
「バカトカっ…??!!俺は半竜、歴としたドラゴンだ!!トカゲじゃねぇ!!」
『ちょちょちょちょっとちょっと!!止めてよ2人とも!!まだ旅は始まったばっかなんだから!!』
「「…ふんっ!!!!!!」」
『…………………はぁ…。』
ダメだこりゃ…。
ホント先が思いやられるよ。