月から堕ちたアリス
あたし達は声のする方を目指して、たくさんの木々の間を走り抜けた。
そして、そこを抜けると――
――ヒュゥゥゥゥーイッ!!――
『これがシチビ?!話と全然違うじゃんっ!!!!』
そこにいたのは確かに白い狐。
…だけど問題はその大きさ。
普通に3メートルほどの高さはある。
これのどこが小さいのっ?!
「これがシチビの真の姿なんだよ。きっと、アルトの前では仮の姿だったんだろうね。」
「それより、あいつの尻尾の1つに“光宝”が握られてる!!取り戻すには倒すしかねぇな!!」
「あれは高位モンスターだ。…かなり手強いよ!!アリスは下がってて。」
「ふんっ上等だ!!足引っ張んじゃねぇぞ白兎!!!!」
ルビーは両手に炎を纏う。
「それはこっちの台詞だバカトカゲ!!――“超力”!!」
ラビの両足に装着した“超力”が青い光を放つ。
2人からは力が溢れ出している。
ほんの少しだけど、力の無い今のあたしでも感じられるほどに、強く……。
そして、そこを抜けると――
――ヒュゥゥゥゥーイッ!!――
『これがシチビ?!話と全然違うじゃんっ!!!!』
そこにいたのは確かに白い狐。
…だけど問題はその大きさ。
普通に3メートルほどの高さはある。
これのどこが小さいのっ?!
「これがシチビの真の姿なんだよ。きっと、アルトの前では仮の姿だったんだろうね。」
「それより、あいつの尻尾の1つに“光宝”が握られてる!!取り戻すには倒すしかねぇな!!」
「あれは高位モンスターだ。…かなり手強いよ!!アリスは下がってて。」
「ふんっ上等だ!!足引っ張んじゃねぇぞ白兎!!!!」
ルビーは両手に炎を纏う。
「それはこっちの台詞だバカトカゲ!!――“超力”!!」
ラビの両足に装着した“超力”が青い光を放つ。
2人からは力が溢れ出している。
ほんの少しだけど、力の無い今のあたしでも感じられるほどに、強く……。