月から堕ちたアリス
「バカトカゲ…俺がいること忘れんなよっ?!まぁ、でも――」



ラビは炎の影からシチビの目の前に飛び出す。



「…おかげで上手く身を隠せた!!」



ラビがシチビに蹴りを入れる――










寸前、シチビはそれをヒラリと交わして7つの尾を横に一線、なぎ払った。



「!!」



ラビは瞬時に足でそれを受けたが、シチビの凄まじい力でそのまま勢いよく飛ばされた。



そして、あたしの遥か上を凄い早さで通過していったラビは来た道にあった木々に打ち付けられる。





――バキバキバキバキッ!!――





「ぅぁっ!!!!」

『ラビ―――!!!!!!』





ルビーは立て続けにいくつも火球を放つが、シチビはそれを全て交わす。





大きいのに、何て身軽なんだろう…



2人の攻撃がかすりもしないなんて…!!!!
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