月から堕ちたアリス
「いいか??あいつは遠くからの攻撃じゃ軽く交わしやがる。かといって近付いて攻撃しようとするとその前に返り討ちだ。」

『うん…でもそれでどうやって…??』

「要は、俺達は攻撃の際、奴に一瞬の隙も与えねぇようにすることが肝心だ。」

『そんなことできるの?!』



口で言うのは簡単だ。


ルビーのことを信用してない訳ではないけど、2人の攻撃が通用しない状況でどうにかなるとは思えない。



「…できる。――お前が協力すればな。」

『…あたし、が…??』

「今から手順を言う。しっかり頭に叩き込みやがれ!!」



本当に…


あたしが…??
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