月から堕ちたアリス
「俺がもう一度ドラゴンになるから、お前は俺の背に乗れ。そしたら俺は一直線に奴のところへ飛んでいく。」
『あ…あたしを乗せたまま…??』
「あぁ。俺の合図で白兎が奴から退いた瞬間、――お前がその“護龍”を使え。」
『は?!あたしがこれをっ??!!』
「“護龍”は炎から身を守れる特性がある。だがそれは同時に、自分も炎も出せないってことだ。お前は俺が良いって言うまでそれで結界を張ったままでいろ。結界をといた後は俺に任せとけ。」
『ちょっ…ちょっと待って!!今のあたしに神具を使う力なんて無いよ…?!』
そうだよ!!
ただでさえ何もできない今のあたしには神具を使いこなすなんてできる訳ないじゃん?!
やっぱりルビーってばバカだよ!!
『あ…あたしを乗せたまま…??』
「あぁ。俺の合図で白兎が奴から退いた瞬間、――お前がその“護龍”を使え。」
『は?!あたしがこれをっ??!!』
「“護龍”は炎から身を守れる特性がある。だがそれは同時に、自分も炎も出せないってことだ。お前は俺が良いって言うまでそれで結界を張ったままでいろ。結界をといた後は俺に任せとけ。」
『ちょっ…ちょっと待って!!今のあたしに神具を使う力なんて無いよ…?!』
そうだよ!!
ただでさえ何もできない今のあたしには神具を使いこなすなんてできる訳ないじゃん?!
やっぱりルビーってばバカだよ!!