月から堕ちたアリス
そして次の日――


















『たくさんご馳走になっちゃってありがとうございました!!』

「良かったらまたいつでも来て下さいね。」

「あなた方なら大歓迎じゃ!!」



「…旅人さん!!」



アルトがあたし達のところへ駆け寄ってきた。



「腕は平気??」

「何ともないよ。それより、オイラも旅人さん達みたいに旅に出ようと思うんだ!!」

『旅できることになったの?!』

「昨日父ちゃんにちゃんと本心を話したんだ。そしたら、“お前の人生だ。お前がやりたいのなら俺は止めない。お前の好きなように生きなさい。”…って言ってくれた!!」

『良かったね、アルト!!』

「うん!!」



アルトってば本当に嬉しそうだ。


良かったね!!
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