月から堕ちたアリス














『――さてと、“光宝”も取り戻せたしみんな無事で村も活気を取り戻したし、これでやっと一件落着だね!!』

「誰かさんがこの事件に首を突っ込んだせいでこっちはえらい目に遭ったがな…。」

『えーっと…誰のことだろうね〜!!!!』



あはははは。


とりあえず笑っとけ自分!!



『――でもさ、これであたし達のことちゃんと“仲間”だって認めてくれるんだよね??』

「………あ??」

「何の話??」

『さっきルビー言ったよね?!あたしの力をルビーに見せることができたら、あたし達を旅の“仲間”だって認める、って。あれってそういう意味でしょ??』

「…………。」










――俺も一緒で世界を救う旅を続ける気なんだろ?!…だったら今ここで、俺に救世主(アリス)としてのお前の力、見せてみやがれ!!!!――










「………さぁな。」

『ぇえ〜〜っ??!!違うの?!』



あたしはすっかりそういう意味で受け止めてたんですけど〜!!!!
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