月から堕ちたアリス
『あの〜…』
「はい、何ですか??」
闘技場からみんなが出払った後、あたし達は司会の人に声をかけた。
警備員と共に優勝賞品の乗った台を運んでいる。
『優勝賞品のことなんですけど、今またここで見せていただくことってできませんか??』
「いやー大切な優勝賞品なので、管理上それはちょっと無理かと…」
「そこを何とか!!」
「ちょっと見るだけだ!!」
「そう言われましても…」
『元々あたしのものなんだし!!いいでしょ?!』
「は……はいっ??」
やっぱり無理…??
あたし達が粘り強く交渉しているその時、
『わわっ…?!』
突然凛月が青い光を放つ。
そしてその光はまるであたし達に指し示すかのように、一直線に台の布の中身に向かっている。
『これは……』
「月の神が俺達を導いている…??どうやら本当みたいだね。」
「ふんっ、おもしれぇ…!!」
武闘大会の優勝賞品は、今正にあたし達が探し求めているあたしの記憶。
これってつまり――
1つ目にしていきなり大ピンチ…??
「はい、何ですか??」
闘技場からみんなが出払った後、あたし達は司会の人に声をかけた。
警備員と共に優勝賞品の乗った台を運んでいる。
『優勝賞品のことなんですけど、今またここで見せていただくことってできませんか??』
「いやー大切な優勝賞品なので、管理上それはちょっと無理かと…」
「そこを何とか!!」
「ちょっと見るだけだ!!」
「そう言われましても…」
『元々あたしのものなんだし!!いいでしょ?!』
「は……はいっ??」
やっぱり無理…??
あたし達が粘り強く交渉しているその時、
『わわっ…?!』
突然凛月が青い光を放つ。
そしてその光はまるであたし達に指し示すかのように、一直線に台の布の中身に向かっている。
『これは……』
「月の神が俺達を導いている…??どうやら本当みたいだね。」
「ふんっ、おもしれぇ…!!」
武闘大会の優勝賞品は、今正にあたし達が探し求めているあたしの記憶。
これってつまり――
1つ目にしていきなり大ピンチ…??