月から堕ちたアリス
「まぁでもこうなったら、やっぱ俺達が出場して手に入れるしか方法はない。出場しよう、アリス。」

『そんなぁ〜…』

「さっさと覚悟決めやがれ!!」

『あうぅ〜…』



ラビとルビーはともかく、あたしなんて場違いもいいところじゃんか〜…


武器も魔法も使えないし、凛月でさえ上手く扱える自信がない。



「おう、君達また来てたのかい??優勝賞品はどうだった??」



さっき話したお店の人とまた会う。



「成り行きでどうしてもあの賞品を手に入れないといけないんです。」

「へぇ〜…ってことは出場するのかい??」

「『うーん…』」

「うーん…、じゃねぇよ!!おっさん、俺達は出場するつもりだ!!」

「そうかいそうかい!!いや〜ちょうど良かった!!」

「「『え??』」」



何故か嬉しそうにするその人。


何で??
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