月から堕ちたアリス
「両チーム揃いましたね。それでは、試合……始め!!!!」



スラーの言葉で試合が始まる。





先に動き始めたのはチーム・スピード。



「悪いが手加減は無しだ。」

「ここに出てきてる時点で容赦はしない。」

「アイドルだか何だか知らないけど…覚悟しなっ!!」



そして3人の姿が見えなくなった。





「おーっと!!早くも動き始めたチーム・スピード!!速すぎて3人の姿が全く見えない!!一体どこにいるんだ?!」





スラーの実況。


本当に忍者達の姿がない。

まるで最初からチーム・Melody♪しかいなかったかのようだ。





「全く仕方ないわねぇ…」

「速いのは動きだけじゃない…せっかちさんなんですね。」

「よぉ〜し!!あたし達も始めよっ♪」



すると3人は手を繋ぎ合った。

何を始める気…??



「さぁ今日も歌いましょう。」



すると3人は歌い始めた。


3人の歌声が闘技場に響き渡る。


とても…

きれい………――



















――ペチッ!!!!―



『いったあぁぁぁ!!!!』



ハッとするとあたしはフラットに両側の頬を手で叩かれていた。



『な、何すんの!?』



涙目になっちゃったじゃん!!!!
< 217 / 246 >

この作品をシェア

pagetop