月から堕ちたアリス
1回戦は着々と進んでいき――…























『次があたし達の番…??』

「まずはウォーミングアップだ。」

「相手はあの3兄弟だね。」


「3人ともがんばってねー。」



そう言ってフラットはひらひら手を振りながら去っていく。


とうとう自分達の番になってしまった。



















「さあ、遂に1回戦最終試合までやって参りました!!1回戦目最後を飾るのはこの両チーム!!魔法のバリエーション豊かな小さくも大きな力を持つ赤、黄、青の少年魔法使い達、“チーム・クロッカス3兄弟”!!!!」



ワァーッという歓声とともにクロッカス3兄弟がやって来た。



「昨日は失敗したが!!」

「今日こそお前らを倒してやる!!」

「か……覚悟しろ、よ…。」



「おぉっと!!威勢がいいぞクロッカス3兄弟!!!!そして対するチームは、何とラルゴ村から歩いてやって来て間もなく、参加締め切り後異例の滑り込み参戦を果たした旅する謎の若者3人組!!“チーム・THE・ルビー”!!!!!!」





――ワアァ---ッ!!!!――










…何か、その紹介あたし達が変人みたいじゃない…??
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