月から堕ちたアリス
『まぁいっか。とりあえずあれに乗って一気に最上階まで行っちゃおっと♪そしたらリタルダンドにやっと会える…!!』



あたしはエレベーターに向かう。





何かここまで長かったなぁー…


いきなりどっと疲れが出てきたよ…


























――何か眠くなってきたし…




























『…え…??眠いって、あれ…??』



身体が重くなり、瞼が下がってくる。





嘘っ…



何でこんなとこでいきなり眠くなってんの?!





もうちょっとでっ…



リタルダンドのところへ…!!
























『行ける…のにっ…!!―――……。』





あたしは突然の眠気に襲われ、眠りに堕ちてしまった――…
































「…1名ご案内、っと。」


あたしにはその言葉はもう聞こえていなかった。
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