月から堕ちたアリス
落ち着け落ち着けっ…
とりあえず家の中に入ろう。
…………………………。
ん……??
何でだろう…
気持ち的に今の時間に家に帰りたくない……。
「…優??」
『?!』
後ろから名前を呼ばれて振り返ると、そこにいたのはあたしの兄の秀だった。
「秀…。」
よく分かんないけど秀に対して気まずさを感じたあたし。
「何やってるんだ。中入らないのか??」
『あ…入る、よ。』
「…どうした??」
『いや、あのさ…あたし達って仲悪くなかったっけ??』
「何言ってんだよ。そんな訳無いだろ??ほら、さっさと中入るぞ。」
…気のせいか。
でも、秀だけじゃない。
お母さんとも仲悪くて、お父さんに至ってはもう何年も顔を会わせていない。
そんな気がしてたんだけどな。
「ただいま帰りました。」
「お帰り。あら、2人で一緒に帰ってきたの??」
リビングからお母さんが出てきた。
お母さんは秀とあたしの顔を見るとニコッと笑う。
あれ…??
怒られる気がしたのに。
「いえ、たまたま玄関で一緒になったんです。な、優??」
『う、うん。』
「そう。じゃあ2人とも着替えてきちゃいなさい。ご飯にするわよ。」
「はい。」
『うん。』
あたしと秀はそれぞれ自室へ入る。
とりあえず家の中に入ろう。
…………………………。
ん……??
何でだろう…
気持ち的に今の時間に家に帰りたくない……。
「…優??」
『?!』
後ろから名前を呼ばれて振り返ると、そこにいたのはあたしの兄の秀だった。
「秀…。」
よく分かんないけど秀に対して気まずさを感じたあたし。
「何やってるんだ。中入らないのか??」
『あ…入る、よ。』
「…どうした??」
『いや、あのさ…あたし達って仲悪くなかったっけ??』
「何言ってんだよ。そんな訳無いだろ??ほら、さっさと中入るぞ。」
…気のせいか。
でも、秀だけじゃない。
お母さんとも仲悪くて、お父さんに至ってはもう何年も顔を会わせていない。
そんな気がしてたんだけどな。
「ただいま帰りました。」
「お帰り。あら、2人で一緒に帰ってきたの??」
リビングからお母さんが出てきた。
お母さんは秀とあたしの顔を見るとニコッと笑う。
あれ…??
怒られる気がしたのに。
「いえ、たまたま玄関で一緒になったんです。な、優??」
『う、うん。』
「そう。じゃあ2人とも着替えてきちゃいなさい。ご飯にするわよ。」
「はい。」
『うん。』
あたしと秀はそれぞれ自室へ入る。