月から堕ちたアリス




















【やめちゃいなよ。】


























…え―――??

今何か聞こえた…??



回りを見回しても誰もいない。






急に怖くなったあたしは走って家に帰った。
























家に辿り着いて中に入ったところであたしは安堵した。



『早くお風呂入って早く寝よ……。』


























その日、あたしはまたいつもの夢を見た。



ただ、いつもと違うところがあった。



最後に今まで夢で出てこなかった言葉を聞いたのだ。






























目を開くともう朝だった。





『………………。』



何となくスッキリしない目覚め。


体も若干ダルい。



風邪、かなぁ…??



それにしても………

















『“やめちゃいなよ”って……一体何を――??』



何故か夢で最後にその言葉が聞こえた。
< 8 / 246 >

この作品をシェア

pagetop