もしあの日に戻れたら

「…。」



「もういいから学校行こっ遅刻しちゃう。」
あたしは純の手をつかんで走った
「優、待って?」
「え?なに?」

そしたら、純があたしの前まで走ってきて、あたしの手を握り、走り出した。

「こっちのが好き」
って笑いながら。


大好き。
これから先もずっと一緒だと思ってた、
未来なんてわかんないのに、
あたし達だけは大丈夫だと信じてた。

あんなことになるなんて
< 10 / 40 >

この作品をシェア

pagetop