もしあの日に戻れたら
純の親にはいろいろお世話になった。
純の親はあたしを家族みたいに優しくしてくれた。

それも今日で終わりだ…。

あたしは言った。
「あたしがあたしが悪いんです。全部あたしが…ごめんなさい。純はあたしをかばって…あたしなんて、あたしが死ねば良かったのに」

バシっ!!

純の親にたたかれた、
やっぱそうだよね、大事な息子だもん。
あたしが親でもそうする
大切な息子をあたしなんかに…



「違うわよ優ちゃん、あなたは死んじゃだめよ、あの純が自分の命よりあなたの命を選んだんだから、純はあなたのことが本当に好きだったのよ。だからあなたが死ぬなんて言わないで。」

純のお母さんが優しい声で言った。
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