恋・したい
好きとゆう気持ちは魔法だ。
こんなに思いやれるものなんだと。大切にしたくなるものなんだと。
今まで知らなかった感情が自分の中に芽生え始めている。それは嬉しくもありなんだかくすぐったくて恥ずかしい気持ち。
柚季の体温が心地良い。このまま、ずっとこのままでいられたら…
【ごめんっ】
パッと急に離され、ひゅうと風が身体を冷やしていく。
…寒い。こんなに寒かったっけ?
『ううん、私こそごめんなさい…』
自分の身体を抱きしめ身震いをした。暗くてよかった、真っ赤に染まった顔が判らないから。でも柚季がどんな表情か見えないからあまりよくないのかも。
【送っていくよ。あったかいの飲む?】
私の右手を握り公園を出て自販機へと向かう。
【莉梨愛ちゃんはミルクティーだよね】
ガコン
私の好きなもの知ってるのね。…ちゃんとみてくれてるのね。
『ありがとう』
プルタブを開け、ミルクティーの缶を渡してくれる自販機の明かりに照らされた時の柚季の顔は一生忘れない。
こんなに思いやれるものなんだと。大切にしたくなるものなんだと。
今まで知らなかった感情が自分の中に芽生え始めている。それは嬉しくもありなんだかくすぐったくて恥ずかしい気持ち。
柚季の体温が心地良い。このまま、ずっとこのままでいられたら…
【ごめんっ】
パッと急に離され、ひゅうと風が身体を冷やしていく。
…寒い。こんなに寒かったっけ?
『ううん、私こそごめんなさい…』
自分の身体を抱きしめ身震いをした。暗くてよかった、真っ赤に染まった顔が判らないから。でも柚季がどんな表情か見えないからあまりよくないのかも。
【送っていくよ。あったかいの飲む?】
私の右手を握り公園を出て自販機へと向かう。
【莉梨愛ちゃんはミルクティーだよね】
ガコン
私の好きなもの知ってるのね。…ちゃんとみてくれてるのね。
『ありがとう』
プルタブを開け、ミルクティーの缶を渡してくれる自販機の明かりに照らされた時の柚季の顔は一生忘れない。