恋・したい
『あ、どうぞ』

待ってましたと勢いよくドアが開き目を輝かせた柚季が私のドレス姿を一目見て感嘆のため息をつき

【夢みたいに綺麗…】

ぽうっと頬を赤らめてまじまじと見ているから恥ずかしいよ。

『ど、どうかな…、似合ってるかな?』
【すっごく似合ってる!まるで華麗に咲く薔薇の様だよ】

柚季ちょっと興奮気味だな。

『照れちゃうよ~』
「あの、他のドレスのご試着はいかがなさいますか?」

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