恋・したい
突如暗闇の世界へと引き込まれる。

『ちょっと!ふざけてる場合じゃないでしょ!!』
【大丈夫、僕が居るから】

答えになってない答えをもらいチン、という機械音が耳に入り身体が浮上する感覚にみまわれたのでエレベーターに乗ったんだと確信する。
私の両手はしっかりと柚季に握られてて目隠しを外す事は出来ない。

やがてポ―ンとチャイムが鳴り目的地へと到着したらしく柚季にひかれエレベーターを降りたら足元が気持ち良くなった。

【このまま真っ直ぐ歩いて】

裸足じゃなくてもふかふかなのが判るくらいの絨毯って初めて。きっと高いんだろうなとつい頭の片隅で考えてしまった…

【止まって。少しこのまま待っててね】

ガチャ
バタン
シャーッ

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