恋・したい
それがなんだか無性に可笑しくなってきて、それに笑ってるのも可笑しくて二人で大きい声で笑いこける。
ひとしきり笑ったあと着替えとメイクを終え部屋を出たのは昼過ぎだった。
結局どこに行くのか教えてもらえず、窓の景色を眺めながら上機嫌な由宇を横目に携帯を開く。
「柚季君にメール?」
『ちっ、違うよ!』
景色から私へと視線を移動させた由宇に慌てる。
「何そんなに焦ってんのよ。隠す事ないじゃん」
『ま…まぁね』
隠し事はよくないけど何もかも話すのも違うと思う。
いくら付き合い長いからって洗いざらい話して嫌われたくはない。むしろ付き合いが長いぶん話せない事もあるし…
「さっ!行くよ。ボーっとしてると置いていくんだから」
いつの間にか電車は馴染みの駅に停車していた。先に歩いてゆく由宇の後ろをちょっぴり早足でついてゆく。
ひとしきり笑ったあと着替えとメイクを終え部屋を出たのは昼過ぎだった。
結局どこに行くのか教えてもらえず、窓の景色を眺めながら上機嫌な由宇を横目に携帯を開く。
「柚季君にメール?」
『ちっ、違うよ!』
景色から私へと視線を移動させた由宇に慌てる。
「何そんなに焦ってんのよ。隠す事ないじゃん」
『ま…まぁね』
隠し事はよくないけど何もかも話すのも違うと思う。
いくら付き合い長いからって洗いざらい話して嫌われたくはない。むしろ付き合いが長いぶん話せない事もあるし…
「さっ!行くよ。ボーっとしてると置いていくんだから」
いつの間にか電車は馴染みの駅に停車していた。先に歩いてゆく由宇の後ろをちょっぴり早足でついてゆく。