恋・したい
『なんで私がこんな事…』
ぶつぶつ文句を言いながら掲示板の広告を張り替える。さっき
「野上先生、掲示板の広告内容が古くなったので新しいのを作ったから張り替え頼みますよ」
って有無を言わさず私に広告を押し付けて肩で風を切って去って行った教頭の禿頭をぶん殴りたいと心底思った。
私はいきなり増えた授業量や生徒の名前覚えるのに必死なの!
暇があったら教科書開いて授業内容をパソコンに打ち込みたいのっ!!
暇そうな生物の尾形先生に頼めばいいのになんで私なのよ。
軽い苛めだよね。
脚立に立ってるから足元が不安定で怖い。
「野上先生、お手伝いします」
と三浦先生に言われたけど
『一人で出来ますから』
と丁重に断った。だって変に恩着せがましくされたら嫌だしね。
「莉梨愛ちゃん手伝うよ」
『いらん』
休み時間になり、生徒達が私をひやかす。
最後の一枚を張り終えて気が緩んだ瞬間…
ぐらっ
バランスを崩し背中が地面に引っ張られた…
ぶつぶつ文句を言いながら掲示板の広告を張り替える。さっき
「野上先生、掲示板の広告内容が古くなったので新しいのを作ったから張り替え頼みますよ」
って有無を言わさず私に広告を押し付けて肩で風を切って去って行った教頭の禿頭をぶん殴りたいと心底思った。
私はいきなり増えた授業量や生徒の名前覚えるのに必死なの!
暇があったら教科書開いて授業内容をパソコンに打ち込みたいのっ!!
暇そうな生物の尾形先生に頼めばいいのになんで私なのよ。
軽い苛めだよね。
脚立に立ってるから足元が不安定で怖い。
「野上先生、お手伝いします」
と三浦先生に言われたけど
『一人で出来ますから』
と丁重に断った。だって変に恩着せがましくされたら嫌だしね。
「莉梨愛ちゃん手伝うよ」
『いらん』
休み時間になり、生徒達が私をひやかす。
最後の一枚を張り終えて気が緩んだ瞬間…
ぐらっ
バランスを崩し背中が地面に引っ張られた…