恋・したい
「野上先生の笑った顔初めて見た…」
私は、はっとしていつもの素っ気ない表情に戻す。
『面白いご主人ですね。ご馳走さまでした』
顔を合わせないように立ち去ろうとしたら
「野上先生!!また一緒に…」
『今回だけですから。お疲れ様でした』
三浦先生に釘を刺した。また誘われたら今度は何されるか解らないからね。
男って本能剥き出しになると見境なくなるから…
玄関に入るとむあっと暑い空気が襲ってきた。窓開けて外出できないのは辛いとこだね。何かと物騒な世の中だし。
窓を開け空気を入れ換え床に散乱した本を積み上げ、本棚に揃えていく。
…眠い
ご飯済ましたし、風は気持ちいいし、丁度昼過ぎだし…
本を仕舞い終えて洗濯物を横目で見てベッドに寝転がった。
あぁ…ビール飲めばよかったかも。
薄れてく意識の中で星山が描いた絵を思い出す。私はプロじゃないからよく解らない、けど…
とっても、優しくて温かい絵だった…
柔らかく微笑む天使の横顔で、背中には真っ白な大きな翼が印象的で…
私はゆっくり目を閉じた。
私は、はっとしていつもの素っ気ない表情に戻す。
『面白いご主人ですね。ご馳走さまでした』
顔を合わせないように立ち去ろうとしたら
「野上先生!!また一緒に…」
『今回だけですから。お疲れ様でした』
三浦先生に釘を刺した。また誘われたら今度は何されるか解らないからね。
男って本能剥き出しになると見境なくなるから…
玄関に入るとむあっと暑い空気が襲ってきた。窓開けて外出できないのは辛いとこだね。何かと物騒な世の中だし。
窓を開け空気を入れ換え床に散乱した本を積み上げ、本棚に揃えていく。
…眠い
ご飯済ましたし、風は気持ちいいし、丁度昼過ぎだし…
本を仕舞い終えて洗濯物を横目で見てベッドに寝転がった。
あぁ…ビール飲めばよかったかも。
薄れてく意識の中で星山が描いた絵を思い出す。私はプロじゃないからよく解らない、けど…
とっても、優しくて温かい絵だった…
柔らかく微笑む天使の横顔で、背中には真っ白な大きな翼が印象的で…
私はゆっくり目を閉じた。