俺はホモじゃねぇっ!!!


日誌を持って教室に戻ると

レイは黒板を掃除していた。



「相変わらずそーゆうとこは真面目だな」

「おう、おかえり。汚れてたら気になんだよ」

「そんなもんかねー?」




レイが黒板を掃除している間に

俺は日誌を書いた。


「…あ、そーいやさ、さっき桜がこっち見てたぜ」

「桜って…桜可憐?」

「そうそう。お前目当てなんじゃね?」

「ねーだろ。」




本人は否定したが、レイには隠れファンが多い。



まぁ女みたいな顔立ちしてるし

性格もいいからな。




「よし、終わった。帰るぜ!」


俺は日誌を閉じ、レイに言った。


レイはこくりと頷き、立ち上がった



が、

「……っ、!」



急にレイはふらつき

倒れ込みそうになった。





「危ねぇっ!」



俺は咄嗟にレイを抱き止めたが

一緒に倒れ込んでしまった。






「…痛っ…。……大丈夫か…レイ」


「ごめんスバル…立ちくらみがして」



レイが申し訳なさそうに言い、起き上がろうとした


その時―










―カシャッ…―











は?





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