准教授 高野先生の恋人

「僕の秘密のスイッチは、詩織ちゃんの眼鏡かも」

「え゛?それって・・・・・・眼鏡萌え???」

「うーん、必ずしも眼鏡っ娘が好きってわけでもないんだけど、不思議だね。

詩織ちゃん、いつもお風呂入ったあとは眼鏡じゃない?

僕、ああいう感じ、すごく好きみたい。

もちろん、普段のコンタクトのときも好きだけど。それはそれ、これはこれ、なんて。

しかも、あの眼鏡の地味さがねぇ、これまたなんとも、ぐっとくるんだなぁ」

彼は相変わらず天井を見たまんま、独り言みたいに喋り続けた。

「あーあー、なんでこんな恥かしいことを僕は喋っちゃってんだろうね。

こんなことバラしちゃって、詩織ちゃんがずっと眼鏡にしちゃったら・・・」

「しちゃったら?」

「それは・・・」

「それは・・・?」

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