甘い声で囁いて?
『ごめん』
低い声で
その一言が
私の頭上から
聞こえた
けれど
手には
触れず
そのまま
立ち上がろうと
したけれど、、、
『ん。手』
そう言って
手を突き出してきた
でも
素直になれない私は
「いい。
自分で立てるから」
そう
冷たく言ってしまった
心のなかで
悪いなあ
と思いながら
そのまま立ち上がり
席に着こうと
歩き出そうとした
その瞬間
いきなり手をつかまれ
『待って』
と声を
かけれた