恐怖 DUSTER
しかし、その幸せも突然に終焉を迎えたのである。
妻が、屋敷に火をかけて自殺をはかったのである。
夫は、燃え盛る炎に焼き尽くされる妻を見つめていた。
その姿は、まるで炎のドレスを着ているように美しかった。
妻を見つめる夫の視線は、とても優しく愛に溢れていた。
妻は、両手を広げ夫を呼び求める。
夫は、妻の元へとゆっくり歩み寄って行く。
そして夫は、妻に抱きしめられながら炎に包まれ共に焼かれていった。
炎に包まれながら、夫を抱きしめる妻の目には憎悪が満ちていた。
妻は、夫の秘密を知ってしまったのである。
夫は、妻が病に倒れ死ぬ前から、願いを叶える魔法のランプを手に入れていた事を。
そして、夫が醜悪なものしか愛せないということを・・・
[終]
妻が、屋敷に火をかけて自殺をはかったのである。
夫は、燃え盛る炎に焼き尽くされる妻を見つめていた。
その姿は、まるで炎のドレスを着ているように美しかった。
妻を見つめる夫の視線は、とても優しく愛に溢れていた。
妻は、両手を広げ夫を呼び求める。
夫は、妻の元へとゆっくり歩み寄って行く。
そして夫は、妻に抱きしめられながら炎に包まれ共に焼かれていった。
炎に包まれながら、夫を抱きしめる妻の目には憎悪が満ちていた。
妻は、夫の秘密を知ってしまったのである。
夫は、妻が病に倒れ死ぬ前から、願いを叶える魔法のランプを手に入れていた事を。
そして、夫が醜悪なものしか愛せないということを・・・
[終]